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学会リポート◎日本血液学会2020
治癒困難な未治療移植非適応骨髄腫の治療戦略
目標はQOLの向上・維持と疾患コントロールの両立

2020/11/26
中西美荷=医学ライター

 多発性骨髄腫(MM)に対する治療開発は目覚ましく、2015年以降、再発難治例に対する新薬の承認が相次いでいる。しかし未治療例に対する治療は現在も、これまでのキー・ドラッグであったボルテゾミブ、レナリドミドに、2019年に承認されたダラツムマブを加えた3剤が主軸である。再発を繰り返す中で治療抵抗性を獲得し、最終的には命に関わる疾患であるため、治療目標は可能な限り長期の疾患コントロールとQOL向上・維持を両立することである。

 現時点における未治療移植非適応骨髄腫患者に対する治療戦略と今後の展望について、10月9日から11月8日までWEB開催された第82回日本血液学会学術集会における名古屋市立大学病院 血液・腫瘍内科の鈴木智貴氏による教育講演「未治療移植非適応骨髄腫患者の治療戦略」の内容を紹介する。

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