日経メディカルのロゴ画像

学会リポート◎日本血液学会2020
多発性骨髄腫における移植はゴールではなく通過点
”Continuous Therapy”によるMRD陰性化を目指す

2020/11/19
中西美荷=医学ライター

 多発性骨髄腫(MM)の治療成績は、新たな化学療法や自家造血幹細胞移植(ASCT)の導入により向上してきた。しかし、治療により寛解が得られた場合でも再発・再燃を繰り返し、未だ治癒を期待できる疾患ではない。近年、相次いで新規薬剤が承認されているが、初発症例への適応は限られている。維持療法まで含めた治療戦略の中で、新規薬剤の導入は予後改善の鍵となる深い寛解の達成と維持をもたらすことができるのか、また効果判定の指標としての微小残存病変(MRD)評価の意義と現状は――。

 10月9日から11月8日までWEB開催された第82回日本血液学会学術集会における、千葉大学医学部附属病院血液内科の堺田惠美子氏による教育講演「未治療移植適応骨髄腫患者の治療戦略」を紹介する。

この記事を読んでいる人におすすめ