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エリアレビュー◎ESMO2020・腎癌
腎細胞癌の1次治療に3つめのIO+TKI、IO+IOでは無治療期間の延長も
長期成績によっては低リスク患者にもIO投与の可能性

2020/11/13
新潟大学医歯学総合病院長(泌尿器科教授) 冨田 善彦 氏

 進行腎細胞癌(RCC)の1次治療として、がん免疫療法薬(IO)とチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)の併用療法の開発が進んでいる。今年の欧州臨床腫瘍学会(ESMO VIRTUAL CONGRESS 2020)では、抗PD-1抗体ニボルマブとマルチキナーゼ阻害薬カボザンチニブの併用療法を検証したフェーズ3試験のCheckMate 9ER試験で、その有効性が発表された。

 IO同士の併用療法であるニボルマブと抗CTLA-4抗体イピリムマブ併用療法のCheckMate 214試験からは、観察期間4年の成績と無治療期間に関する解析結果が報告され、注目された。また新薬として期待されるHIF-2α阻害薬MK-6482のフェーズ2試験や、非淡明細胞型RCCに対する抗PD-L1抗体アテゾリズマブとカボザンチニブの併用療法のフェーズ1b試験の発表もあった。

 ESMO2020で発表されたこれらの試験結果の解釈と実地臨床における治療選択の考え方について、新潟大学医歯学総合病院長(泌尿器科教授)の冨田善彦氏に解説してもらった。
(まとめ:日経メディカルOncology編集部)


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