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エリアレビュー◎ESMO2020・胃癌
ニボルマブ+化学療法で進行胃癌の1次治療が10数年ぶりの進歩
CheckMate 649試験、ATTRACTION-4試験で主要評価項目を達成

2020/10/15
国立がん研究センター中央病院消化管内科長・副院長 朴 成和 氏

 9月19日から21日まで開催された ESMO VIRTUAL CONGRESS 2020(ESMO2020)では、進行胃癌の1次治療において、ポジティブな結果が得られた2つの試験が注目を集めた。

 フェーズ3のCheckMate 649試験では、HER2が陽性ではない切除不能な進行胃・食道胃接合部癌、食道腺癌に対する1次治療として、ニボルマブ+化学療法は、化学療法のみと比べて、プライマリーエンドポイントであるPD-L1 CPS(Combined Positive Score)5以上の患者、αエラーを調整した解析においてCPSに関わらず、全生存期間(OS)と無増悪生存期間(PFS)を有意に延長した。この試験にはアジア人が約25%含まれている。

 日本、韓国、台湾で行われたフェーズ2/3のATTRACTION-4(ONO-4538-37)試験のフェーズ3の部分からは、HER2陰性の切除不能な進行または再発の胃・食道胃接合部癌に対する1次治療として、all comerの対象で、ニボルマブ+化学療法によるPFSの有意な延長が示された。OSでは化学療法のみと比べて有意差はなかったものの、ニボルマブの併用によりOS中央値は17カ月を超える結果となった。

 ATTRACTION-4試験の結果を発表した国立がん研究センター中央病院消化管内科長・副院長の朴成和氏に、これらの試験の解釈、今後の実地臨床に与える影響について聞いた。
(まとめ:日経メディカルOncology編集部)


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