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学会リポート◎日本外科学会2020
がんゲノム医療は外科手術を変えるか
Precision Surgeryで治療成績の改善を目指す

2020/09/03
森下紀代美=医学ライター

 癌患者のゲノム情報に基づいた医療を行う体制が整備されてきた。日本では、2019年6月に固形癌に対する2つの遺伝子パネル検査が保険収載され、現在は全国の200を超える施設で保険診療として検査を受けることができる。

 ただし、保険診療で遺伝子パネル検査が受けられるのは、局所進行もしくは転移が認められ標準治療が終了となった固形癌患者(終了が見込まれる者を含む)、または標準治療がない固形癌患者である。そのため、これまでは腫瘍内科医や癌の研究者が議論の中心となってきた。

 それでは外科診療ではがんゲノム医療をどのように活用していくのか。8月13日から15日までウエブで開催された第120回日本外科学会定期学術集会のシンポジウム「がんゲノム医療は外科手術を変えるか」では、大腸癌や乳癌など外科診療のスペシャリストが研究成果について解説した。

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