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学会リポート◎日本胃癌学会2020
遺伝子パネル検査の結果を治療に結びつけるための次の方策
検体の細かな品質管理で解析成功率を上げる・受け皿試験など検査後の選択肢を増やす

2020/07/27
八倉巻尚子=医学ライター

 患者のゲノム情報に基づいたゲノム医療が実地臨床で行われるようになってきた。保険診療で癌遺伝子パネル検査を行うことができ、全国200以上の施設で検査を受けることができる。検査結果から適切な治療薬の選択あるいは臨床試験への参加など、ゲノム医療の体制は整備されつつある。一方で、ドライバー遺伝子異常が検出できても、それに対応する治療薬がない、検査に出しても解析不能とされた等の問題が指摘されているが、それらをいかに解決するかの工夫も生まれてきている。

 7月1日からウエブ開催された第92回日本胃癌学会総会の教育講演「ゲノム医療の臨床実装」で、国立がん研究センター中央病院臨床検査科の角南久仁子氏が、癌ゲノム医療の提供体制や同センターでのゲノム医療の実際、そして現状の課題について解説した。

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