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学会リポート◎AACR2020・COVID-19 and Cancer(1)
COVID-19の癌治療への影響を世界各国から報告・共有
肺癌、血液がん、外科手術が重症化のリスク

2020/05/19
中西美荷=医学ライター

 感染症にかかりやすいといわれる癌患者におけるCOVID-19重症化のリスク因子や癌治療への影響について、4月28日、Virtual Meeting となったAACR (American Association of Cancer Research) Annual Meeting のPlenary Session「COVID-19 and Cancer」で、中国・武漢と、欧州3カ国、そして米国ニューヨークからの7人の演者による情報の共有が行われた。

 癌患者は一般集団と比較してSARS-Cov-2に感染しやすく、重症化しやすいことが指摘され、どの施設でも通常の感染防御対策に加え、施設への立ち入り前の検査や感染例の隔離を徹底するなどの対応をとっていた。また重症化のリスク因子として、肺癌、血液がん、転移性疾患、外科手術、殺細胞性化学療法などが挙げられ、化学療法については延期やレジメンの変更、外科手術についても可能な症例については延期を考慮すべきことが示唆された。

 「COVID-19 and Cancer」の内容を2回に分けてお届けする。前半は各国の状況について。

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