
2020年度の診療報酬改定で、リキッドバイオプシーを用いた肺癌のEGFR遺伝子検査が3回まで公的医療保険で実施できるようになった。これまでは診断時に1回と増悪後の治療法選択の際に1回しか認められていなかった。
2017年に、日本肺癌学会と日本肺がん患者連絡会はEGFR T790M遺伝子変異検査における血漿検査回数について、厚生労働省に要望書を提出していた。当時、日本肺癌学会の理事長であった近畿大学外科学講座呼吸器外科部門主任教授の光冨徹哉氏に、今回の診療報酬改定の意義と実臨床への影響について解説してもらった。
(まとめ:日経メディカルOncology編集部)