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対談◎乳癌
CDK4/6阻害薬はHR陽性進行再発乳癌治療を変えるか
2次治療のOSなど蓄積されたデータから治療戦略を考察

2019/11/25
静岡県立静岡がんセンター 女性内科部長  渡邉 純一郎 氏
広島市立広島市民病院 乳腺外科主任部長・ブレストケアセンターセンター長
 大谷 彰一郎 氏 

 ホルモン受容体(HR)陽性HER2陰性進行乳癌の治療において、CDK4/6阻害薬と内分泌療法の併用による全生存期間(OS)の結果が、主に2次治療で検討された3つの第III相試験から出揃った。

 3剤の中で最も早く登場したパルボシクリブは、フルベストラントとの併用がPALOMA-3試験で検討され、2018年の欧州臨床腫瘍学会(ESMO2018)でOSの結果が報告された。PFSの延長がそのまま反映される形でOSの延長傾向を示したが、統計学的な有意差には至らなかった。

 そして今年の欧州臨床腫瘍学会(ESMO2019)では、アベマシクリブとフルベストラントを併用したMONARCH 2試験、ribociclibとフルベストラントを併用したMONALEESA-3試験から、OSの統計学的に有意な延長が示された。

 静岡県立静岡がんセンター女性内科部長の渡邉純一郎氏、広島市立広島市民病院乳腺外科主任部長・ブレストケアセンターセンター長の大谷彰一郎氏に、進行乳癌治療におけるCDK4/6阻害薬の最近の臨床データの考え方、エビデンスに基づく治療戦略、実地臨床でCDK4/6阻害薬を使う場合の注意点などについて議論してもらった。
(まとめ:日経メディカルOncology編集部)

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