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エリアレビュー◎ESMO2019・食道癌
免疫チェックポイント阻害薬により進行食道扁平上皮癌の2次治療でOSが延長
PD-L1の発現を問わずニボルマブが化学療法に有意差

2019/10/31
国立がん研究センター中央病院消化管内科医長 加藤 健 氏
免疫チェックポイント阻害薬により進行食道扁平上皮癌の2次治療でOSが延長の画像

 2019年の欧州臨床腫瘍学会(ESMO2019)では、切除不能な進行または再発の食道扁平上皮癌で、フルオロピリミジン系抗癌薬とプラチナ系抗癌薬を含む併用療法に不応または不耐となった患者を対象として、抗PD-1抗体ニボルマブと化学療法(ドセタキセルまたはパクリタキセル)を比較した第III相のATTRACTION-3試験の結果が報告された。
 最終解析から、ニボルマブは腫瘍細胞のPD-L1の発現を問わずに、化学療法と比べて死亡のリスクを23%減少させることが明らかになった。バイオマーカーにかかわらず、既治療の進行食道扁平上皮癌に対し、免疫チェックポイント阻害薬が全生存期間(OS)で統計学的に有意かつ臨床的に意義のある改善を示したのは初となる。

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