日経メディカルのロゴ画像

学会リポート◎日本膵臓学会2019
3年ぶりに改訂された膵癌診療ガイドラインを解説
Borderline resectable膵癌が独立、術後化学療法に新レジメン追加など

2019/08/23
中西美荷=医学ライター

司会を務めた国立がん研究センター中央病院肝胆膵内科の奥坂拓志氏(右)と九州大学大学院医学研究院臨床・腫瘍外科の中村雅史氏(左)

 第5版となる「膵癌診療ガイドライン2019年版」が7月に発行された。7月12・13日に東京で開催された第50回日本膵臓学会大会では、特別企画「膵癌診療ガイドライン2019—膵癌診療の進歩と明日への提言」において、2016年版からの変更点を中心に改訂委員による解説が行われた(司会は膵癌診療ガイドライン改訂委員会委員長で国立がん研究センター中央病院肝胆膵内科の奥坂拓志氏と副委員長で九州大学大学院医学研究院臨床・腫瘍外科の中村雅史氏)。

 今回、ガイドラインの構成が見直され、その知識や技術が広く臨床現場に浸透し、是非について十分なコンセンサスが確立していると考えられる事項(Background Question)については、新たに設けた「総論」で解説。その上で議論の余地が残る臨床的に重要な事項をクリニカルクエスチョン(CQ)として「各論」で取り上げ、推奨度をステートメントとして記載した。さらに今後の課題や将来の研究内容とされる事項(Future Research Question)を「明日への提言」または「コラム」として収載した。

この記事を読んでいる人におすすめ