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学会リポート◎日本臨床腫瘍学会2019
急速に様変わりする肝細胞癌の治療
分子標的薬の役割広がりHAICやTACEは併用療法へ

2019/08/22
八倉巻尚子=医学ライター

司会を務めた国立がん研究センター東病院肝胆膵内科の池田公史氏(右)と愛知県がんセンター放射線診断・IVR部の稲葉吉隆氏(左)

 進行肝細胞癌の治療は急速に様変わりしている。1次治療にはソラフェニブ、レンバチニブ、2次治療にはレゴラフェニブがあり、今年6月にはラムシルマブ(AFP値400ng/mL以上の場合)が承認され、さらにカボザンチニブや免疫チェックポイント阻害薬の開発も進んでいる。分子標的薬の導入により肝動注化学療法(HAIC)や肝動脈化学塞栓療法(TACE)といった局所治療の位置づけも変化してきている。

 7月に行われた第17回日本臨床腫瘍学会学術集会でワークショップ「肝細胞癌の薬物療法の使い分け」(司会:国立がん研究センター東病院肝胆膵内科の池田公史氏、愛知県がんセンター放射線診断・IVR部の稲葉吉隆氏)が開催された。5人の演者がHAIC、分子標的薬(レゴラフェニブ、レンバチニブ)、TACE、免疫チェックポイント阻害薬について最近の知見を解説し、今後の肝細胞癌治療について討議した。

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