前立腺癌の治療では、新たなアンドロゲン受容体(AR)標的薬であるandrogen receptor-axis-targeted(ARAT)agentとして、2014年にアビラテロン、2018年にエンザルタミドが実地臨床の選択肢に加わり、治療の幅が広がってきた。一方で、最適な使用のタイミングや投与の順序、バイオマーカー、化学療法との使い分けなど、検討課題も残されている。
 4月18日から名古屋市で開催された第107回日本泌尿器科学会総会のシンポジウム「前立腺癌薬物治療のパラダイムシフト」(座長:群馬大学大学院医学系研究科器官代謝制御学講座泌尿器科学の鈴木和浩氏、東邦大学医療センター佐倉病院泌尿器科の鈴木啓悦氏)では、転移性ホルモン感受性前立腺癌(mHSPC)、転移のない去勢抵抗性前立腺癌(nmCRPC)、骨転移、転移を有する去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)について、薬物療法の現状と今後の課題などが解説された。

新規薬剤で多様化する前立腺癌薬物治療の課題の画像

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