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学会リポート◎第2回国際腹腔鏡肝臓外科学会(ILLS2019)
腹腔鏡下肝切除術の最新動向が続々発表
Child-Pugh Bの肝硬変を伴う肝細胞癌や肝切除後の再発に有用

2019/05/21
森下紀代美=医学ライター

 第2回国際腹腔鏡肝臓外科学会(The 2nd World Congress of the International Laparoscopic Liver Society:ILLS2019)が5月9日から11日まで東京で開催された。

 重篤な合併症が発生するリスクから肝切除術の適応となることが少ないChild-Pugh Bの肝硬変を伴う肝細胞癌(HCC)、HCCの再発に対する再肝切除術における腹腔鏡下肝切除術(LLR)の有用性、またLLRと開腹肝切除術(OLR)を比較した初のRCTからは、腹腔鏡操作の難易度が高い領域にある大腸癌肝転移におけるLLRの有用性など、最新動向が次々に発表された。なお、このRCTでは長期生存成績が発表される予定だったが、今月末からシカゴで開催される米国臨床腫瘍学会(ASCO)で発表されることに急遽変更された。

 ILLS2019には、LLRが普及している国だけでなく、導入して間もない国などからも含めて約700人が参加し、40カ国から527のビデオ演題と一般演題が発表された。

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