肺癌に対する免疫療法は急速に進歩し、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)は、現在では進行非小細胞肺癌(NSCLC)治療の主要な選択肢となっている。さらに効果の向上を目指し、ICIと細胞障害性抗癌剤の併用、ICI 2剤の併用などの検討が行われ、周術期補助療法としての研究も進められており、肺癌に対する免疫療法は新たな局面を迎えている。

 4月12日から東京都で開催された第59回日本呼吸器学会学術講演会のシンポジウム「肺癌に対する免疫療法の近未来的展望」(座長:千葉大学医学部附属病院腫瘍内科の滝口裕一氏、和歌山県立医科大学呼吸器内科・腫瘍内科の山本信之氏)では、肺癌に対する免疫療法のトピックスとして、ICIを中心とする併用療法、ICIのバイオマーカー、固形癌に対するキメラ抗原受容体(CAR)発現T細胞療法(CAR T細胞)の可能性などが解説された。

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