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エリアレビュー◎ASCO GI2019・食道癌・胃癌
進行食道癌の治療に免役チェックポイント阻害薬をどう位置付けるか
胃癌、食道癌では化学療法中の栄養サポートで重要な知見も

2019/03/07
がん研有明病院院長補佐・消化器化学療法科部長 山口 研成 氏

 1月に開催されたGastrointestinal Cancers Symposium(ASCO GI2019)では、食道癌と胃癌の領域においても、示唆に富む多くの発表があった。まず進行食道癌の2次治療でペムブロリズマブを化学療法と比較したKEYNOYTE-181試験、I期の食道癌に対する食道切除術と化学放射線療法(CRT)を比較したJCOG0502試験の結果が報告された。また高度腹膜転移を有する胃癌へのFLTAX療法を評価したJCOG1108/WJOG7312G試験、既治療の切除不能進行・再発胃癌または食道胃接合部癌を対象にニボルマブを評価したATTRACTION-2試験から早期増悪に関する因子を探索的に検討した結果も報告された。

 さらに、化学療法中の患者に対する栄養サポートを前向きに検討したDiCON試験では、化学療法中の栄養不良やサルコペニアを改善しより高い治療効果を得るために、栄養補助食品(ONS)の摂取に関して将来につながる結果が示された。

 JCOG1108/WJOG7312G試験、DiCON試験に携わったがん研有明病院院長補佐・消化器化学療法科部長の山口研成氏に、これらの試験の解釈と、食道癌と胃癌の薬物療法への展開について解説してもらった。
(まとめ:日経メディカルOncology編集部)

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