集学的治療の進歩により、難治癌の1つであった肺癌の予後は改善し、長期生存の可能性も示唆されるようになった。薬物療法では癌免疫療法の導入や分子標的治療・個別化医療の進展、外科治療では低侵襲手術や周術期管理の向上、放射線治療では高精度放射線治療、そしてこれらの治療を支える支持・緩和療法の発展は目覚ましいが、一方で長期生存が得られた患者がより良く生活していくための課題も浮き上がってきた。11月29日から12月1日に東京都で開催された第59回日本肺癌学会学術集会では、シンポジウム「長期生存時代の患者マネージメント」(座長:大阪医科大学附属病院呼吸器内科・呼吸器腫瘍内科・藤阪保仁氏、筑波大学医学医療系臨床腫瘍学・関根郁夫氏)において、外科医、内科医、放射線腫瘍医、緩和医療医がそれぞれの立場から長期生存時代における問題点を明らかにし、今後の前進に向けた取組みが議論された。

長期生存時代を迎えた肺癌の治療で求められる新たな患者マネージメントの画像

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