
座長の近畿大学医学部腫瘍内科の中川和彦氏(右)と災害医療センター放射線治療科の早川和重氏(左)
2014年に日本で抗PD-1抗体ニボルマブが承認されて以降、抗CTLA-4抗体や抗PD-L1抗体も加わり、いまでは3種類の免疫チェックポイント阻害薬(ICI)が日常診療で使用できるようになっている。さらに最近は、ニボルマブと抗CTLA-4抗体イピリムマブといった2剤のICIの併用、あるいはICIと化学療法の併用、ICIと放射線療法の併用と、異なるモダリティを組み合わせる治療も試みられている。
10月に京都で開催された日本放射線腫瘍学会第31回学術大会での日本臨床腫瘍学会との合同シンポジウム「がん放射線治療と免疫チェックポイント阻害剤」(座長:近畿大学医学部腫瘍内科の中川和彦氏、災害医療センター放射線治療科の早川和重氏)では、ICIと化学療法併用のエビデンス、ならびにICIと放射線療法の併用の可能性が議論された。