EGFR変異陽性非小細胞肺癌(NSCLC)の初回治療はEGFR-TKI単剤が標準治療であるが、EGFR-TKIを化学療法あるいは血管新生阻害薬と併用することによって、より長期の生存期間を得られることがわかってきた。また初回治療薬として第3世代EGFR-TKIも使用可能になった今、どのような治療戦略が長期生存、そして治癒をもたらすのか、より具体的な展望を描ける状況になってきた。

 今年6月の米国臨床腫瘍学会(ASCO2018)では、EGFR-TKIを用いた併用療法や第2世代EGFR-TKIの全生存期間(OS)データなど、新たなエビデンスが報告された。そして7月に神戸で開催された第16回日本臨床腫瘍学会学術集会のシンポジウム「EGFR 遺伝子変異陽性肺癌に対する治療戦略」(司会: 和歌山県立医科大学呼吸器内科・腫瘍内科の山本信之氏、岩手医科大学呼吸器・アレルギー・膠原病内科の前門戸任氏)では、これらの最新データを踏まえて治療シークエンスが議論され、今後期待される新薬や新たな臨床試験も紹介された。

EGFR変異陽性肺癌では初回治療のインパクトが生存期間の延長につながるの画像

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