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学会リポート◎日本臨床腫瘍学会2018・泌尿器癌
免疫療法と新薬が変える泌尿器癌の治療戦略
シーケンシャル療法の選択肢が増加

2018/08/23
森下紀代美=医学ライター

司会の筑波大学医学医療系腎泌尿器外科学分野教授の西山博之氏(右)と九州大学大学院医学研究院泌尿器科学分野教授の江藤正俊氏(左)

 新規薬剤の登場により、泌尿器癌の治療が大きく変化している。腎癌では、癌免疫療法(I-O)の時代に入り、cureを目指したシーケンシャル療法の構築が可能になりつつある。前立腺癌では、新規アンドロゲン受容体(AR)標的治療薬によって初回治療が変わり、シーケンシャル療法の選択肢が増し、さらにI-O薬も加わろうとしている。そして尿路上皮癌では、有効な2次治療薬がなかった状況から、I-O薬によりシーケンシャル療法が議論できる状況に変わりつつある。

 神戸市で7月に開催された第16回日本臨床腫瘍学会学術集会のシンポジウム「泌尿器がんに対するシーケンシャル療法;新規薬剤によって治療法はどのように変わるか?」(司会:筑波大学医学医療系腎泌尿器外科学分野教授・西山博之氏、九州大学大学院医学研究院泌尿器科学分野教授・江藤正俊氏)では、腎癌、前立腺癌、尿路上皮癌のシーケンシャル療法を中心に、現状と展望について解説が行われた。

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