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学会リポート◎日本臨床腫瘍学会2018
新たな有害事象への対応も考慮したがん免疫療法ガイドライン改訂版
併用療法の有害事象への対処など、今後の課題も明らかに

2018/08/20
森下紀代美=医学ライター

 免疫チェックポイント阻害薬の登場により、多くの癌で標準治療が変更された。この免疫チェックポイント阻害薬に代表される免疫療法は、殺細胞性抗癌剤や分子標的薬とは異なる作用機序を持ち、特有の免疫関連有害事象が発現する。適切な対応のために日本臨床腫瘍学会が日本がん免疫学会、日本臨床免疫学会の協力のもとに作成した「がん免疫療法ガイドライン」は、2016年12月に発刊された。

 初版の発刊後も、新たながん免疫療法の開発に向け、世界中で多くの臨床試験が行われている。急速に蓄積された有効性と安全性のデータから、ガイドライン改訂版を2018年10月に発刊することを目指し、現在作業が進められている。

 神戸市で7月に開催された第16回日本臨床腫瘍学会学術集会のガイドライン委員会企画「がん免疫療法ガイドライン改訂版」(司会:九州大学大学院医学研究院九州連携臨床腫瘍学講座教授・馬場英司氏)では、次回の改訂のポイント、ガイドラインにおけるがん免疫療法の分類と作用機序、免疫チェックポイント阻害薬の有害事象などについて、ガイドライン改訂版作成ワーキンググループの委員が解説した。

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