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エリアレビュー◎ESMO Asia 2017・EGFR陽性肺癌
低用量TKIで副作用を軽減し長期投与を可能にする
慎重な増量と適切な減量でできるだけ長く投与できるようにすることが大切

2017/12/26
関西医科大学附属病院呼吸器腫瘍内科准教授 吉岡 弘鎮 氏

 EGFR変異陽性の非小細胞肺癌(NSCLC)に対し、EGFR-TKIであるアファチニブは1日1回40mgを標準用量として承認されています。しかし20mgでも有効性を保ちながら、副作用も軽減できることが、多施設共同単群オープンラベルフェーズ2試験KTORG1402の結果、明らかになり、ESMO Asia 2017で発表されました。

 アファチニブの副作用を懸念して投与を控えている先生や、アファチニブを使っている先生方の中でも、副作用を懸念して高齢者に投与を控えている先生など、低用量で使いたいけれどもエビデンスが全くないために控えられていた先生がおられるかと思います。今回の結果は低用量で投与を開始した初めてのデータです。フェーズ2試験ですから、確定的なことはもちろん言えませんが、低用量で使いたい人には、1つの目安として、使う道しるべになるのではないかと思います。

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