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エリアレビュー◎ASCO2017・肝癌
進行肝細胞癌治療におけるレンバチニブの位置付けには更なる情報が必要

2017/07/12
杏林大学医学部腫瘍内科学教室教授 古瀬 純司 氏

 米国臨床腫瘍学会(ASCO2017)では、切除不能な肝細胞癌患者に対する1次治療として、日本発の経口マルチキナーゼ阻害薬レンバチニブを評価したオープンラベル第III相の非劣性試験、REFLECTの結果が発表されました。レンバチニブはソラフェニブに対し、主要評価項目である全生存期間(OS)で非劣性を示しました。

 今後日本では、ソラフェニブ、レゴラフェニブ(2017年6月26日に承認)に加えてレンバチニブが使用可能となった場合、どのように使い分け、どのような順序で投与するかが課題になると思います。

 また、ソラフェニブによる治療歴がある進行肝細胞癌患者に対する2次治療として、MET阻害薬tivantinibを評価した第III相のMETIV-HCC試験では、主要評価項目であるOSの延長を示すことはできませんでした。第II相試験では有望な結果が報告されていたのですが、残念な結果になりました。

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