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エリアレビュー◎ICML2017
悪性リンパ腫に対する新薬の開発が活発に
日本でCART療法は臨床導入できるか

2017/07/11
がん研有明病院血液腫瘍科部長 畠 清彦 氏

 悪性リンパ腫の国際的な会議であるInternational Conference on Malignant Lymphoma(ICML)がスイス・ルガノで6月14-17日に開催されました。参加者は今までで最も多く3000人を超えました。

 この領域における最近の動きとしては、免疫チェックポイント阻害薬とキメラ抗原受容体T細胞(CART)療法が目を引きました。ブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害薬の演題は多く、選択的BCL-2阻害薬やPI3キナーゼ阻害薬の発表もありました。濾胞性リンパ腫ではchemotherapy-free therapyの時代に入りつつあるのではないかと思います。一方でベンダムスチン+リツキシマブの併用療法(B-R療法)に新薬を組み合わせる試みもあります。

 これら新薬に関する発表が増えた反面、移植の演題が大幅に減っていました。また遺伝子解析や基礎的な研究では、病理医と連名の演題が多くなってきたと思います。

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