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学会レポート◎日本泌尿器科学会2017
去勢抵抗性前立腺癌への薬剤選択を考える
Ra-223投与のタイミング、新規ホルモン薬や化学療法の逐次治療はどうすべきか

2017/05/15
八倉巻尚子=医学ライター

座長の群馬大学大学院医学系研究科泌尿器科学の鈴木和浩氏(右)と東邦大学医療センター佐倉病院泌尿器科の鈴木啓悦氏(左)

 転移を有する去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)には、新規アンドロゲン受容体シグナル阻害薬(以下、新規ホルモン薬)やタキサン系抗癌剤が使われている。そして昨年、骨転移のあるCRPCに対して塩化ラジウム223(Ra-223)が使用できるようになった。しかしRa-223をどのタイミングで投与すべきか、新規ホルモン薬やタキサン系抗癌剤を含めた治療シークエンスはどうすべきか、まだ結論は出ていない。

 4月21日から24日まで鹿児島市で開催された第105回日本泌尿器科学会総会のシンポジウム「CRPCの薬剤選択:わたしはこう考える 」では、骨転移の評価法と治療、新規ホルモン薬を用いた逐次治療、さらに非転移性CRPCの治療などについて議論された。

 座長は、群馬大学大学院医学系研究科泌尿器科学の鈴木和浩氏と東邦大学医療センター佐倉病院泌尿器科の鈴木啓悦氏。骨転移に関して、横浜市立大学附属市民総合医療センター泌尿器・腎移植科の上村博司氏、金沢大学大学院医薬保健学総合研究科泌尿器集学的治療学の溝上敦氏、東邦大学医療センター佐倉病院泌尿器科の神谷直人氏が講演。CRPC治療戦略について、東京慈恵会医科大学泌尿器科の木村高弘氏、浜松医科大学泌尿器科学の三宅秀明氏、杏林大学医学部泌尿器科の舛田一樹氏が講演した。

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