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学会レポート◎癌治療学会2016・胃癌
胃癌でラムシルマブを使いこなすチームによる取り組み
有害事象対策やレジメンの工夫で効果を最大限に引き出す

2016/11/15
森下紀代美=医学ライター

 ヒト型抗VEGFR-2モノクローナル抗体のラムシルマブが発売され、切除不能進行・再発胃癌の2次治療として、胃癌治療ガイドラインで推奨されるようになってから、約1年が経過した。

 実地臨床に新規薬剤を導入するにあたっては、使用に習熟し、懸念される点を解決するまでに時間を要することもある。がん研究会有明病院消化器化学療法科においては、新規薬剤が登場するといち早くチームを立ち上げて導入に取り組み、豊富な症例の経験から情報提供を行っている。

 2016年10月に横浜市で開催された第54回日本癌治療学会学術集会では、「ラムシルマブ+パクリタキセル療法を上手に使うコツ~チームサイラムザの経験から~」と題したイブニングセミナーが行われた。このセミナーでは、がん研究会有明病院消化器化学療法科部長の山口研成氏の司会のもと、同科副医長の市村崇氏がチームでの取り組みと治療成績を紹介するとともに、ラムシルマブ+パクリタキセル療法の投与にあたってのポイントを解説。同院薬剤部主任の青山剛氏は、この併用療法を上手に使うコツについて、薬剤師の観点から紹介した。

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