
フランスUniversity Pierre & Marie Curie and Saint-Antoine HospitalのMohamad Mohty氏
症候性骨髄腫の治療は、造血幹細胞移植(HSCT)を伴う大量化学療法が適応となる若年者と、非適応の高齢者に分けられる。移植適応のある患者には、寛解導入療法後、末梢血幹細胞を採取し、大量化学療法とHSCTを行い、その後、経過観察あるいは地固め療法やメンテナンス療法を行う。
プロテアソーム阻害薬ボルテゾミブや免疫調整薬(IMiDs)レナリドミドなどの新規薬剤が導入されて以降、多発性骨髄腫の治療はどのように変わったのか。欧州血液骨髄移植学会(EBMT)会長であるフランスUniversity Pierre & Marie Curie and Saint-Antoine HospitalのMohamad Mohty氏に、移植を中心に、多発性骨髄腫治療の最新動向について伺った。