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エリアレビュー・胃癌
胃癌治療の最新知見【消化器外科学会2015】
静岡県立静岡がんセンター胃外科部長 寺島雅典氏

2015/08/03

 胃癌に対する手術は、定型化、低侵襲手術に向けて進展している。腹腔鏡下幽門側胃切除術は、cStage I症例に対する日常診療の選択肢として推奨されるようになった。より繊細な手術が可能とされるロボット支援胃切除術も、2014年9月に先進医療Bに承認され、有用性を検証する多施設共同臨床試験が現在進行中である。

 化学療法においても、切除不能進行・再発胃癌に対する新たな治療選択肢が登場した。一次治療では、オキサリプラチンが2014年9月から保険適応の対象となり、二次治療では、抗VEGFR-2抗体製剤のラムシルマブが血管新生阻害剤として、胃癌領域では初めてOSの延長を示した。ラムシルマブは、日本では2015年6月から発売が開始された。

 2015年7月に開催された第70回日本消化器外科学会総会のランチョンセミナー「胃癌治療Update」では、静岡県立静岡がんセンター胃外科部長の寺島雅典氏が、胃癌手術の変遷、定型手術の確立、鏡視下手術の発展について解説するとともに、切除不能進行・再発胃癌に対する化学療法について、最新のエビデンスにも触れた。

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