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エリアレビュー・胃癌
Ramucirumabが胃癌のセカンドラインの標準に
聖マリアンナ医科大学腫瘍内科教授 朴 成和氏

2014/03/07

 転移を有する胃または胃食道接合部癌に対する2次治療として、抗VEGF受容体2抗体ramucirumab とパクリタキセルの併用投与がパクリタキセル単剤投与よりも有効であることを示したRAINBOW試験の結果は、胃癌における化学療法の進歩として大いに意義のあることです。ToGA 試験以来進展のなかった胃癌で、ようやく新薬が登場しそうです。

OSを有意に延長したramucirumabとパクリタキセルの併用

 RAINBOW試験は、日本も含む世界規模で行われた無作為化フェーズ3試験です。既治療の転移を有するまたは局所進行胃、胃食道接合部癌患者を、パクリタキセル(weeklyパクリタキセル:4週を1サイクルとして80mg/m2を1 日目、8日目、15日目)に加えて、2週おきにramucirumab 8mg/kgを投与する群(ramucirumab群)とプラセボを投与する群(プラセボ群)に分けて行われました。適格基準はECOG PSが1以下で、適切な臓器機能を有することなどでした。主要評価項目は全生存期間(OS)、副次評価項目は無増悪生存期間(PFS)、奏効率、増悪までの時間(TTP)と安全性でした。

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