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NEWS◎COVID-19回復者を対象とした治療用アプリの臨床試験が米国で開始
ゲームアプリで新型コロナ後遺症の認知機能障害を治療する?

 米国のAkili Interactive Labs(Akili)社は、同社が開発したゲームベースの治療用アプリEndeavorRx」について、新型コロナウイルス感染後の認知機能障害を対象とした臨床試験を開始する。2021年5月から対象患者を募集するとしている。同アプリは小児(8~12歳)の注意欠如・多動症(ADHD)を適応として、2020年6月に米国で承認されている。

 新型コロナウイルス感染症COVID-19)に罹患し回復した後、体内でウイルスが検出されなくなったにもかかわらず、注意力の低下、マルチタスクができない、処理速度の低下、記憶障害──といった、認知機能に関わる後遺症を長期にわたり呈するケースが報告されている。脳の中に霧がかかったように頭がぼんやりとしてしまう状態から、この後遺症は「ブレインフォグ」とも呼ばれる(関連記事)。COVID-19回復後の認知機能障害に対する特異的な治療法として、現時点で薬事承認を受けている治療法は存在しない。

連載の紹介

シリーズ◎実用化始まるデジタルセラピューティクス(DTx)
アプリやウェアラブルデバイスなど、デジタル機器を活用して疾患を治療する「デジタルセラピューティクス(DTx)」がいよいよ実用化の段階に。DTxが可能にする次世代の医療の姿を追います。

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