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シリーズ◎2022診療報酬改定
【外来】機能強化加算に在宅・看取りの要件追加
紹介状なし受診時の定額負担は初診2000円引き上げ

 2022年2月9日の厚生労働省中央社会保険医療協議会中医協)総会で、2022年度診療報酬改定に関する答申が行われ、個別改定項目の詳細が明らかになった。外来医療については、かかりつけ医機能の強化と医療機関の機能分化・連携を促す見直しとなる。かかりつけ医機能の強化については、機能強化加算と地域包括診療料・加算の要件を変更する。大病院と中小病院・診療所における外来の機能分化を推進する目的では、紹介状なしで受診した患者から徴収する定額負担の金額を引き上げるほか、定額負担を徴収する責務のある医療機関の対象範囲を広げる。

 機能強化加算は、地域におけるかかりつけ医機能を明確化するため、算定要件と施設基準を見直す。算定要件では、かかりつけ医機能に関する対応として以下の5項目を明記する。(1)患者が受診する他の医療機関および処方薬を把握し、必要な管理を行い診療録に記載する、(2)専門医または専門医療機関への紹介を行う、(3)健康診断の結果等の健康管理に係る相談に応じる、(4)保健・福祉サービスに係る相談に応じる、(5)診療時間外を含む緊急時の対応方法等に係る情報提供を行う──。

 施設基準では、上記の対応について院内や医院のウェブサイト等に掲示することを要件に加える。また、現行の地域包括診療料あるいは加算の届け出などに加え、訪問診療や緊急往診、在宅での看取りの実績を満たすこと等を求める(表1)。

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