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シリーズ◎2022診療報酬改定
初診からのオンライン診療の評価について議論
対面診療を原則としつつ、拡大の程度について診療側と支払い側で意見割れる

 厚生労働省中央社会保険医療協議会・総会は2021年12月22日、2022年度診療報酬改定に向けてオンライン診療の評価の在り方について議論した。今年6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2021」では、かかりつけ医による初診からのオンライン診療を恒久化する方針を提示。11月には厚労省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」が「オンライン診療の適切な実施に関する指針」の改訂案をおおむね了承した。こうした流れを受けて、診療報酬で初診からのオンライン診療をどう評価するかが課題となっている。同日の総会では、診療側・支払い側委員共にオンライン診療の前提として対面診療の重要性に触れたものの、オンライン診療の拡大の程度については意見が割れた。

 現在、コロナウイルス感染症COVID-19)の感染拡大に伴い、臨時的・特例的に電話や情報通信機器を用いた初診からの診療(電話等を用いた場合の初診料[214点])が認められている。厚労省は「電話等を用いた場合の初診料」の算定回数の推移を示し、感染が拡大し始めた2020年4月以降、安定的に推移していることが分かった(図1)。平時から認められているオンライン診療料の算定回数については、2020年4月が最多となって以降は減少し、5月以降は横ばいとなっているデータも提示した(図2)。

図1 電話等を用いた場合の初診料の算定回数の推移等
※クリックで拡大します。
(出典:第507回中央社会保険医療協議会・総会資料)

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