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シリーズ◎2022診療報酬改定
画像診断等の見落とし防止の取り組みを評価か
慢性維持透析における有床診療所の役割の評価は意見分かれる

 厚生労働省中央社会保険医療協議会・総会は2021年12月3日、2022年度診療報酬改定に向けて医療安全対策慢性維持透析の評価に関する議論を行った。医療安全対策については画像診断病理診断リポートの確認不足の是正、慢性維持透析では有床診療所の役割の評価等が焦点となった。

 近年、画像診断や病理診断の報告書を見落とし、医療事故につながるケースが目立つ。厚労省はその防止を図るため、主治医等と画像診断医・病理診断医との連携を含めた病院全体の医療安全に関する取り組みをどう評価すべきかを論点として提示した。

 2020年度厚生労働科学研究費補助金による「医療安全に寄与する患者参加の推進に資する研究」(8294病院を対象に調査、有効回答数1302病院[有効回答率16%])では、画像診断報告書の確認漏れ(医師の未読)を防ぐ仕組みを整備している病院は50%、最近3年以内に画像診断報告書の確認漏れで患者の治療に影響した事例があるとした病院が12%存在することが分かった。治療への影響としては、「治療開始が遅れた」「適切な治療が行われなかった」等があった(図1)。

図1 医療安全対策の取り組みに係る実施状況
※クリックすると拡大します。
(出典:第502回中央社会保険医療協議会総会資料)

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