医師が医療画像をどう見ているか、客観的に評価するために、視線計測システムを使って検証を行うこのプロジェクト。今回も病理画像を見る病理医の視線を追跡します。前回の胃生検画像編はこちら。
病理画像編のPart.2となる今回は大腸ポリープ編です。視線追跡にご協力いただいたのは、大阪大学病態病理学講座/医学部附属病院病理部の森井英一教授と同教室の専門医(4人)、まだ専門医資格を取得していないけれど2~3年の病理経験がある非専門医(2人)、まだ病理に来て数カ月の研修医(2人)、医学生(3人)の計12人の先生方です。まずはこの場をお借りしてお礼申し上げます。
まずは、先生方に見ていただいた大腸ポリープの画像です(図1)。

図1 大腸ポリープ検体のHE染色像