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NEWS◎2022年度診療報酬改定
胃癌手術でのロボット使用で初の点数上乗せ
ロボット支援手術の保険適用術式も拡大

 2022年2月9日に答申された2022年度診療報酬改定では、胃癌手術において手術支援ロボットを使用した場合の診療報酬点数が、ロボットを用いない腹腔鏡下手術の場合よりも上乗せされる。泌尿器科領域以外の手術について、手術支援ロボットの使用による点数の上乗せが定められるのは初となる。また、今改定では新たに、耳鼻咽喉科領域など計8術式でのロボット支援手術が保険適用される。

 ロボット支援手術は、特別な加算のある前立腺癌および腎癌の手術を除き、腹腔鏡などを用いた内視鏡手術と同じ保険点数が設定されている。手術支援ロボットは高額な導入費用とランニングコストがかかるため、同じ術式を内視鏡手術で行う場合と比べて、医療機関の利益は少なくなる。この点が、ロボット支援手術の普及の足かせになっているとの指摘もあった。

 2022年度診療報酬改定では、胃癌に対する胃全摘術、胃切除術、噴門側胃切除術について、手術支援ロボットを使用した場合の点数が上乗せされる(表1)。ロボット支援手術の各点数は、胃切除術では腹腔鏡を用いた場合より9470点高い7万3590点、噴門側胃切除術では4270点高い8万点、胃全摘術では1万5760点高い9万8850点となる。

連載の紹介

シリーズ◎新時代の外科手術
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