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学会トピック◎第81回米国糖尿病学会学術集会(ADA2021)
我が国におけるリブレの使用実態明らかに
測定値の大規模データベース用いて解析

神戸大の小川渉氏

 持続グルコースモニタリングCGM)機器の1つであるFreeStyleリブレ(以下、リブレ)が、我が国の糖尿病の日常臨床でどのように使われているのか、その一端が明らかになった。総数では8万例以上に及ぶ患者の測定データに基づいて解析した結果だ。バーチャル開催された第81回米国糖尿病学会学術集会(ADA2021、会期:6月25~29日)で、神戸大学糖尿病・内分泌内科学部門教授の小川渉氏らが発表した。

 リブレは主に上腕に装着したセンサーにより、皮下間質液中のグルコース濃度を2週間連続的に測定するシステム。リーダーをセンサーにかざすと、そのときのグルコース値や直近の変動のトレンドが表示されるほか、過去15分ごとのグルコース値が記録される。リブレが保険償還されるのは、1型糖尿病、2型糖尿病を問わず強化インスリン療法(MDI)を実施中か、過去に行っていて現在は混合型インスリン製剤を1日2回以上使用している外来患者となっている。しかし、インスリンを使っていない2型糖尿病患者が自費で使用するケースも多い。こうした多様な背景を持つ患者がリブレをどう使い、どのような血糖コントロールが得られているのか、大規模集団による解析はなく詳細は不明だった。

連載の紹介

シリーズ◎糖尿病診療の最新動向
適切な血糖コントロールが必要な糖尿病。持続血糖測定の適応が広がり、より緻密な血糖管理が可能になってきました。薬物治療も大きく進歩し、新たな知見が次々と発表されています。進化する糖尿病診療のトレンドを紹介します。

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