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学会トピック◎第80回米国糖尿病学会学術集会(ADA2020)
エルツグリフロジン、CVリスクの減少幅は3%
新たなメタアナリシス提示しSGLT2阻害薬のクラス効果は不変と主張

心血管安全性に関する主要な結果を発表した、米ハーバード大学のChristopher P. Cannon氏

 米国では4番目のSGLT2阻害薬として発売されているエルツグリフロジンの心血管安全性を評価した大規模臨床試験VERTIS-CVの詳細が、6月12~16日にウェブサイト上で開催された第80回米国糖尿病学会学術集会で発表された。主要評価項目である複合心血管イベント(MACE)のリスクは、プラセボ群に比べた非劣性の提示にとどまったほか、複合腎イベントでも有意なリスク減少を示すことはできず、他のSGLT2阻害薬と同様な有意なリスク減少を示したのは心不全入院だけだった。なお結果の一部は、開発元である米メルクが4月に公表している(関連記事)。

 VERTIS-CVの対象は、動脈硬化性心血管疾患の既往があり、HbA1cが7.0~10.5%で、8週間以上安定した薬物治療を受けているか薬物未治療の段階にある、40歳以上の2型糖尿病患者。34カ国531施設から登録された8246例を、標準治療に加えてエルツグリフロジン5mg/日投与群(2752例)、同15mg/日投与群(2747例)、プラセボ投与群(2747例)の3群にランダムに割り付け、平均3.5年追跡した。

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