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学会トピック◎第80回米国糖尿病学会学術集会(ADA2020)
ゴリムマブが1型糖尿病のインスリン分泌を維持

 腫瘍壊死因子(TNF-α)に対する抗体医薬であるゴリムマブの投与によって、若年発症1型糖尿病患者の内因性インスリン分泌能の維持が可能であることが明らかになった。6月12~16日にウェブサイト上で開催された第80回米国糖尿病学会学術集会(ADA2020)で、ニューヨーク州立大学バッファロー校のTeresa Quattrin氏らが発表した。

 年少者の発症が多い1型糖尿病は、主に自己免疫的機序により膵β細胞が進行性に破壊され、インスリン依存状態に陥る。その発症および進行には、TNF-αなどの炎症性サイトカインが関与しているとされる。ゴリムマブは抗TNF-α抗体であり、同様な自己免疫的機序により発症する関節リウマチと潰瘍性大腸炎に適応があることから、発症早期の1型糖尿病に対する疾患修飾療法の可能性が検討された。

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