日経メディカルのロゴ画像

一定期間内に対面での受診歴がある患者などに限り認められる方向
初診のオンライン診療の対象、ルールなど検討

 厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」が2020年11月13日に開かれ、初診のオンライン診療を適切に実施するために必要なルールなどについて議論した。安全性や信頼性を担保するため、一定期間内に同一医療機関を受診していたり、予防接種や健康診断を受けたことのある患者に限り実施可能にする案が厚労省から示された。予防接種や健康診断を受けたことのある患者を対象に含めることには慎重な意見も出ており、引き続き議論する。

 新型コロナウイルス感染症COVID-19)の流行を踏まえ、感染防止策として初診を含む電話・オンライン診療が時限的・特例的な対応として認められた(関連記事:オンラインによる初診が時限的に解禁)。今年9月に発足した菅政権では、初診も含めてオンライン診療を原則解禁する方針が打ち出された。そこで、初診を含むオンライン診療を適切に実施するために必要なルールなどについて同検討会で検討することになった。

 厚労省は前回までの検討会で出た意見などを踏まえ、初診のオンライン診療において安全性・信頼性を担保するためのルールなどの論点を提示した(図1)。同日の検討会では、初診のオンライン診療を適切に実施できる医師・患者間の関係性と、必要時に速やかに対面診療に移行したり、オンライン診療と対面診療を組み合わせて実施する体制を確保する方法について議論した。

図1 初診のオンライン診療の適切な実施に向けた主な論点
初診のオンライン診療を適切に実施できる医師・患者間の関係性や、安全性、信頼性、安全性・信頼性の双方に関するルールについて議論することになった ※クリックで拡大します
(出典:第12回オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会[2020年11月13日]資料)

連載の紹介

シリーズ◎オンライン診療・遠隔医療
新型コロナウイルス感染症などの影響で、規制緩和が進んだオンライン診療。テレビ電話を用いた診療のほか、専門医とかかりつけ医とをネット上でつなぐ遠隔医療、最新の5G技術を用いた遠隔手術などの最新情報をお届けします。

この記事を読んでいる人におすすめ