日経メディカルのロゴ画像

寄稿◎写真で見る遠隔診療・モニタリング
スタッフの接触を極小に! コロナ入院患者への遠隔診療の実際

2020/05/11
星 誠一郎(医療法人誠馨会セコメディック病院[千葉県船橋市]病院長)

当院の感染症閉鎖病棟(奥にある扉の先が閉鎖空間)

 感染力の非常に強い新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に拡大を続けています。本邦も例外ではなく、2020年4月16日、全国を対象に特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令されました。地域中核病院である当院も、緊急事態宣言発令前の4月1日には患者対応の準備を整え、感染予防策(standard precautions)を再徹底し、感染症閉鎖病棟を設置しました。

 その後も各地域で感染が拡大し、患者対応にあたっている医療機関の中には院内感染が発生しているところもあります。まさに医療崩壊の危機にさらされているのです。

 院内感染対策としては、感染症隔離病棟に出入りする職員を最小限に減らし、拡散しない対策が必要です。今回のように、世界中で爆発的に拡散した場合、医療資源(マスクやガウン、シールド器材および消毒薬など)にも限りがあり、その消費を可能な限り減らす目的でも、当該病棟へ出入りする職員を制限する必要がありました。

 その対策として当院が利用しているのが、セコム医療システムの遠隔診療⽀援システム「セコムVitalook」(以下、Vitalook)です。オンライン診療や遠隔モニタリングに用いられる機器はこの数年、目覚ましい進化を遂げています。現在は、患者が在宅において計測する生命兆候(バイタルサイン)を遠方の医療機関でリアルタイムに確認できるようにもなっています。Vitalookもその1つで、遠隔で以下のバイタルサインを計測・確認できます(表1)。

連載の紹介

シリーズ◎オンライン診療・遠隔医療
新型コロナウイルス感染症などの影響で、規制緩和が進んだオンライン診療。テレビ電話を用いた診療のほか、専門医とかかりつけ医とをネット上でつなぐ遠隔医療、最新の5G技術を用いた遠隔手術などの最新情報をお届けします。

この記事を読んでいる人におすすめ