新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の多くは無症状もしくは軽症で推移することが多いが、中には重症化してしまう患者がいる。なぜ重症化するのか。これまで高齢、糖尿病の罹患といったリスク因子が明らかになっているが、I型インターフェロン(IFN)に対する自己抗体(中和抗体)が重症化のリスク因子であることが明らかになってきている。最近、日本人でも抗IFN中和抗体が重症化のリスク因子であることが示された。さらに、疫学的調査で男性の罹患者で重症化リスクが高いことが知られているが、この性差にも抗IFN中和抗体の保有率が関わっていた。
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連載の紹介
シリーズ◎新興感染症
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)および新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する話題を中心にお届けしています。
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