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JAMA誌から
オミクロン株流行後に南アの入院患者で特徴変化
南アフリカのCOVID-19入院患者で第1波から第4波までの特徴を比較

 南アフリカNetcare Ltd South AfricaのCaroline Maslo氏らは、同国で流行した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で入院した患者の特徴を、流行の第1波から第4波に分類して比較し、オミクロン株の出現と共に増加した第4波の時期に入院した患者は、第1~3波までと異なる特徴を持っていたと報告した。この短報は2021年12月30日のJAMA誌電子版に掲載された。

 世界保健機関(WHO)が、2021年11月24日に懸念すべき変異株(VOC)に指定したオミクロン株(B.1.1.529系統)は、南アフリカから報告されている。

 南アでのCOVID-19流行状況は、4つの波に分けられる。第1波は2020年6月~8月で主な流行株は野生株、第2波は2020年11月~2021年1月で主な流行株はベータ株、第3波は2021年5月~9月で主な流行株はデルタ株だった。そして2021年11月から始まった患者の急増が第4波で、主な流行株はオミクロン株だ。著者らは、南ア全土に49の急性期病院(合計で1万床を超える)を持つ医療提供者のNetcareを受診して、COVID-19と診断された患者のデータを分析対象とした。カテゴリー変数はχ二乗検定を行い、連続変数は共分散分析を行った。両側検定で有意水準は5%とした。

 この研究では、2020年6月14日~7月6日に受診した3875人を第1波のサンプルとし、同様に2020年12月1~23日の受診患者4632人が第2波、2021年6月1~23日の受診患者6342人を第3波、2021年11月15日~12月7日までの受診患者を第4波のサンプルにした。入院して治療を受けた患者の割合は、第1波67.8%、第2波69.0%、第3波69.3%、第4波41.3%で、第4波ではそれ以前より入院患者の割合が少なかった。

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シリーズ◎新興感染症
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)および新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する話題を中心にお届けしています。

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