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NEWS◎アデノウイルスベクターを使った新型コロナワクチンの副作用?
米国血液学会がワクチン誘発性免疫性血栓性血小板減少症に関するFAQを紹介

 米食品医薬品局(FDA)と米国疾病予防管理センター(CDC)は4月13日、米Johnson & Johnson社が開発した新型コロナウイルスに対するワクチンの接種の一時停止を勧告した(関連記事)。同ワクチン接種後に血小板減少を伴う脳洞静脈血栓症を発症した症例が6例確認されたためだ。

 この米国でのケースは、ワクチン誘発性免疫性血栓性血小板減少症(vaccine-induced immune thrombotic thrombocytopenia:VITT)と呼ばれ、英AstraZeneca社の新型コロナワクチンの接種を受けた、米国外の患者に起きたVITTに続く報告となっている(関連記事)。

 VITTの発症とワクチン接種との因果関係はまだ確立しておらず、血液疾患や血栓症/自己免疫疾患などのリスク因子を持つ患者でVITTの発症リスクを上昇させるかどうかといった点もまだ解明されていないが、ワクチン接種後のVITT発症リスクは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)およびそれに伴う血栓症の発症リスクと比べるとかなり低いと考えられている。

 こうした状況で、米国血液学会はVITTの診断と治療に関して検討し、「よくある質問(Frequent Ask Question)」という形で同学会ウェブページに掲載した。ここではその概要を紹介する。

連載の紹介

シリーズ◎新興感染症
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)および新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する話題を中心にお届けしています。

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