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NEWS◎3病院では入院患者の転院調整、多くの外来も中断
都、広尾病院など3病院を実質的なコロナ専門病院に

 東京都は、都立広尾病院、公社荏原病院、豊島病院の3病院を新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の実質的な専門病院とする方針で、調整を進めていることがこのほど明らかになった。都は、都立・公社病院のコロナ病床を現在の1100床から1700床に増やす方針で、都内にある14の都立・公社病院に病床増を依頼しており、特にこれら3病院は原則COVID-19患者のみの入院を受け入れる実質的なCOVID-19 専門病院とする方針。そのため、3病院では、COVID-19以外の入院患者の転院調整が進められており、通院患者に関しても、新患や入院を伴う再診患者の受け入れを中止している。

 本来、通院患者の診療を中断する際は、新たな受診先を紹介するのが基本。ただし現場では、紹介先を提示することなく、外来診療を中断される患者が続出しているようだ。

 「広尾病院や荏原病院に通院していた患者から、新たな通院先を紹介されることもないまま診療が中断されたとの声が医師会の相談窓口に多数寄せられている」と現状を訴えるのは品川区医師会理事で三浦医院(東京都品川区)院長の三浦和裕氏だ。「品川区医師会としては、そのような患者に対して、新たな通院先を紹介すべく対応を急いでいるが、特に妊婦に関しては受け入れ先が見つからず困っている」と言う。その背景には、コロナの影響で里帰り出産ができない妊婦が増えたことも影響しているとの考えだ。

連載の紹介

シリーズ◎新興感染症
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)および新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する話題を中心にお届けしています。

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