日経メディカルのロゴ画像

COVID-19の特例措置、回復患者受け入れの報酬も3倍に
6歳未満の乳幼児外来、診療報酬100点上乗せ

 厚生労働省保険局医療課は2020年12月15日、6歳未満の乳幼児の外来診療に100点を上乗せするなどの特例措置を認める事務連絡を発出した(「新型コロナウイルス感染症にかかる診療報酬上の臨時的な取り扱いについて(その31)」)。14日に持ち回りで開催された中央社会保険医療協議会(中医協)での了承を受けたもの。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、小児の外来診療では特に手厚い感染症対策が必要なため、感染予防策を講じた上で診療等を実施した場合、通常の加算等に加えて、初再診に関係なく患者ごとに医科で100点、歯科で55点、薬局で12点が算定できる(薬局についてはこちらを参照)。

 算定する際には、「小児の外来診療におけるコロナウイルス感染症2019(COVID-19)診療指針」(2020年11月30日第1版公開)を参考に感染予防策を講じていること、さらに患者や保護者に対し院内感染防止等に留意した対応を行っていることを十分に説明し、同意を得ることが必要になる。なお同特例措置は、小児の外来診療等における手厚い感染症対策の評価を目的としているため、直接の対面診療のみに適用され、電話や情報通信機器を用いた診療または服薬指導を実施した場合は算定できない。

 同事務連絡では、COVID-19から回復した後、引き続き入院管理が必要な患者を受け入れた保険医療機関を評価している「二類感染症患者入院診療加算」を現行の250点から750点に引き上げることも通知している。同加算は、いずれの入院料を算定している場合であっても算定可能だ。転院先医療機関においては、再発等がなく傷病名に「新型コロナウイルス感染症」と記載されない場合でも750点の算定ができるが、診療報酬明細書の摘要欄にCOVID-19から回復した患者である旨を記載することとされている。

 これらの臨時的な診療報酬の取り扱いは、2020年度中(2021年2月診療分)までの措置とし、2021年度(2021年3月診療分以降)の取り扱いについては今後の検討となる。

連載の紹介

シリーズ◎新興感染症
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)および新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する話題を中心にお届けしています。

この記事を読んでいる人におすすめ