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医師6830人に聞いた「COVID-19ワクチン、接種したいですか」Vol.2
mRNA?ウイルスベクター? COVID-19ワクチンは選びたいですか?
有効成分が製造販売会社によって大きく違うCOVID-19ワクチン

 欧米で、製薬企業やバイオ企業が創製・開発した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンの認可、接種が始まった。日本でも、2021年以降、欧米発のこうしたワクチンが承認され、接種がスタートする見通しだ。

 ドイツBioNTech社が創製、米Pfizer社と開発していたmRNAワクチン(開発番号:BNT162b2)は、第3相臨床試験で有効性、安全性が確認され、2020年12月2日の英国に次いで、2020年12月11日には米国でも緊急使用許可(EUA)を取得した。米Moderna社が創製・開発したmRNAワクチン(mRNA-1273)も欧米で承認申請されている他、英Oxford大学が創製、英AstraZeneca(AZ)社と開発したウイルスベクターワクチン(AZD1222)も、近く欧米で承認申請されると見られている。

 3種類のCOVID-19のワクチンはいずれも、日本で承認されれば、早いものでは2021年上半期にも国内で供給されることで日本政府と合意している。Pfizer社のmRNAワクチンは日本法人のファイザーが、Moderna社のmRNAワクチンは日本では武田薬品工業が、AZ社のウイルスベクターワクチンは日本法人のアストラゼネカが、それぞれ日本で小規模な臨床試験を実施して、承認申請する方針だ。ただし、mRNAワクチンやウイルスベクターワクチンは、⽐較的新規のモダリティで使⽤経験が限られている。加えて、3種類のワクチンとも、臨床試験で一定以上の有効性、安全性が示されているが、年齢層別でみた有効性などにはばらつきもあり、一様ではない。

 では、こうしたCOVID-19ワクチンが日本で利用可能になり、同時期に複数種類のワクチンが供給される場合、国内の医師や製薬・バイオ業界の関係者は、自分が接種するワクチンの種類を選べた方がいいと考えているのだろうか──。⽇経メディカルOnlineと⽇経バイオテクでは、2020年11⽉20⽇から12⽉2⽇にかけて、COVID-19のワクチンに関してウェブアンケートを実施した(アンケートの詳細は末尾参照)。

連載の紹介

シリーズ◎新興感染症
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)および新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する話題を中心にお届けしています。

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