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JAMA Network Open誌から
COVID-19診療担当者のバーンアウト有病率調査
聖路加国際病院の調査で医療従事者の約3割が燃え尽きに該当

 聖路加国際病院の松尾貴公氏らは、同病院でCOVID-19パンデミックの最前線に勤務していた医療従事者のバーンアウトの有病率を調査し、医師よりもほかの医療従事者の有病率が高かったと報告した。結果はJAMA Network Open誌電子版に2020年8月4日に掲載された。

 著者らは、2020年4月6日から4月19日までの期間に、聖路加国際病院でオンラインによる横断的研究を実施した。同病院はこの間、日本国内で最も多くのCOVID-19患者の治療に当たった病院の1つになっていた。

 調査対象としたのは、医療従事者がCOVID-19患者と直接接触する機会がある職場(救急部門、一般内科、呼吸器内科、感染症科、一般病棟、ICU)で働いていた医師、看護師、臨床検査技師、放射線技師、薬剤師だ。

 調査には、クラウドベースのアンケートアプリSurveyMonkeyを用いた。参加者の人口統計学的特性(年齢と性別)、職歴(職種と経験年数)、職場環境(週当たりの平均労働時間、1カ月当たりの休日数、1日当たりの睡眠時間)、感じた不安の種類、パンデミック前と比べた変化、必要とする支援のタイプなどの情報も収集した。

 主要評価項目は、16項目からなるバーンアウト測定尺度 Maslach Burnout Inventory-General Survey日本語版を用いて判定したバーンアウトの有病率とした。今回は、疲弊感が高く(3.5点超)、シニシズムが高い(3.5点超)または職務効力感が低い(2.5点未満)人をバーンアウトと判定した。

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