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トピック◎レジストリ研究、COVIREGI-JPの中間解析
日本のCOVID-19入院例から見えてきたもの
男性や高齢者、喫煙者の場合に重症化しやすい

写真1 COVID-19 REGISTRY JAPAN(COVIREGI-JP)のウェブサイト

 日本における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の入院患者でも、男性や高齢者、喫煙者の場合に重症化しやすい──。国立国際医療研究センターが2020年8月6日に公表したレジストリ研究(COVIREGI-JP)の中間解析によって、このような日本のCOVID-19入院例の特徴の一端が明らかになった。

 COVIREGI-JP(COVID-19 REGISTRY JAPAN)は、国立国際医療研究センターが主導するレジストリ研究。登録対象は、COVID-19と診断され医療機関において入院管理されている症例。3月に登録が始まり、8月3日時点で全国748施設から4797例が登録済み。同時点の検査陽性者は3万8947人で、全体の12.3%を占める。

 中間解析では、全国の227施設から登録された2638例が対象となった。解析の結果、入院中に酸素が不要だった軽症者は60%で、挿管やECMO(体外式膜型人工肺)が必要だった患者は8.5%だった。入院時に、酸素投与が必要で人工呼器管理となり、SpO2が94%以下、呼吸回数24/分以上だった重症者は、5人に1人以上が挿管やECMOを必要とした。なお、非重症者では2%未満だった。

写真2 ウェブでの会見に臨んだ国立国際医療研究センターの研究グループ

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