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インタビュー◎COVID-19のワクチン開発を考える
新型コロナの重症化予防にMMRワクチンなどの弱毒生ワクチンは有効か?
大阪大学名誉教授の宮坂昌之氏に聞く

2020/07/21
聞き手:西村尚子=サイエンスライター

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中にまん延しているが、日本を含むアジア地域の感染者の重症化率と死亡率が欧米にくらべて極めて少ないことに注目が集まっている。根拠の1つとして挙げられているのは「BCGワクチン接種によるオフターゲット効果」だが、これだけでは過去30年間にBCG接種を行なっていないオーストラリアやニュージーランドでも重症化率等が低いことが説明できない。このような中、6月19日、米国微生物学会誌に「Could an Unrelated Live Attenuated Vaccine Serve as a Preventive Measure To Dampen Septic Inflammation Associated with COVID-19 Infection? (新型コロナ関連敗血症性炎症の予防に、弱毒化ワクチンが役立つか?)」と題された論文が掲載された。早い時点からBCG接種による新型コロナ重症化抑制の可能性について言及してきた大阪大学名誉教授の宮坂昌之氏に、COVID-19重症化予防における弱毒生ワクチンの意義などについて聞いた。


連載の紹介

シリーズ◎新興感染症
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)および新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する話題を中心にお届けしています。

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