2019年末に中国・武漢で発生して以来、世界中に広がった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。国内では、5月末には新規感染者数が落ち着きを見せ、緊急事態宣言も解除された。ただし、今後また大流行するのではないかと懸念されている。
次の流行(第2波)は来るのか、医師個人として、あるいは病院として次の流行に対して新たに備え、対策はしているのか。日経メディカル Onlineは、医師会員を対象に2020年6月1日~7日にアンケートを実施。COVID-19の第2波への備えについて聞いた。医師会員4579人から回答が得られ、このうち次の波(第2波)は「来る」と回答した医師は80.1%だった(図1)。

図1 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の広がりがある程度収束してきたことから緊急事態宣言が解除され、徐々に社会・経済活動が再開し始めています。一方で、来る第2波(再び感染が拡大する)に対する懸念の指摘があります。先生は、COVID-19の第2波は来ると思いますか」N=4579人